UCSBのエドルマン量子研究所、超伝導と時空モデリングの研究に資金提供を発表


カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)のエドルマン量子研究所(EQI)は、量子センシングから湾曲時空のモデリングまで、多様な研究プロジェクトを加速するための新たな資金提供を発表しました。今回の投資は、故ロイ・エドルマン氏の遺志を継ぐもので、彼の信託は南カリフォルニアにおける協調的な量子エコシステムの育成のため、UCSB、カリフォルニア工科大学(Caltech)、カリフォルニア大学アーバイン校(UC Irvine)に合計6,470万ドル(約97億円相当)を提供しています。この資金提供は、超伝導回路に関する研究で2025年のノーベル物理学賞を受賞したミシェル・デボレ教授とジョン・マーティニス教授に続き、UCSBがこの分野における世界の中心地としての地位を確固たるものとする中で行われました。

今年のEQIのポートフォリオは、8つの教員主導プロジェクトに重要なシード資金を提供するとともに、大学院生および学部生フェローを支援します。デイビッド・ウェルド教授、アニア・ジェイイチ教授、スティーブン・ウィルソン教授が共同ディレクターを務めるこの研究所は、量子科学における新たな方向性を開くことを目的とした「好奇心主導型」の研究を重視しています。今回のプロジェクトには、アンドレア・ヤング氏による原子レベルで薄い超伝導体の研究、アンドリュー・ジェイイチ氏による超高精度な時間計測のためのマルチイオン原子時計の開発、そしてスザンヌ・ステムマー氏による普遍的な量子計算の基盤としての量子現象の探求などが含まれます。

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