東京大学(UTokyo)とIBMは、東京大学のIBM Quantum System OneをIBMの156量子ビットHeron量子プロセッサ(QPU)にアップグレードする計画を発表しました。これにより、システムの性能が大幅に向上します。Heron QPUは、調整可能なカプラアーキテクチャを特徴とし、以前のプロセッサと比較して忠実度とコヒーレンスが向上しており、2量子ビットのエラー率が3〜4倍改善され、1秒あたりの回路層操作数(CLOPS)が60%増加しています。これは、東京大学のIBM Quantum System Oneの3回目のハードウェアアップグレードであり、最初は27量子ビットのFalcon QPUから始まり、2023年に127量子ビットのEagle QPUにアップグレードされました。
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