シスコ、スケーラブルな量子データセンター実現に向け量子ネットワーキングラボとエンタングルメントソースチップのプロトタイプを発表


シスコは、カリフォルニア州サンタモニカに量子ネットワーキングラボを正式に開設し、カリフォルニア大学サンタバーバラ校と共同開発したプロトタイプの量子エンタングルメントチップを発表しました。この光集積チップは、室温で毎秒最大100万個のエンタングルメント光子対を生成し、既存の光ファイバーインフラとの互換性のために通信波長で動作し、1mW未満のエネルギー効率を維持し、最大99%の忠実度を達成します。分散型量子コンピューティングをサポートするように設計されたこのチップは、スケーラブルな量子データセンターと安全な量子通信ネットワークを実現するというシスコのビジョンにおける基盤となるコンポーネントです。

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