アルバックとアルバッククライオは、量子コンピューティング用途向けに設計された希釈冷凍機を開発し、日本初の完全国産量子コンピュータをサポートしました。2025年4月4日に大阪大学量子情報・量子生命研究センターで稼働を開始したこのシステムは、超伝導量子ビットの動作に必要な極低温を維持するために重要な役割を果たしています。この取り組みは、日本の量子エコシステムのサプライチェーンにおける自立性を実現するための重要なマイルストーンであり、長年の課題であったコア量子技術の国内調達を実現するものです。
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