プランキアン、スケーラビリティ向上のための新しい超伝導量子チップアーキテクチャを発表


プランキアン(イタリア、ピサを拠点とする量子技術のイノベーター)は、量子コンピューターのスケーラビリティを妨げる重要な配線上の課題に対処するように設計された、新しい超伝導量子チップアーキテクチャを発表しました。この「コンベアベルト」アーキテクチャは、共有制御線を使用して量子ビットを操作し、配線の複雑さと運用上のオーバーヘッドを大幅に削減します。

この設計は、プランキアンのこれまでの研究に基づいています。これには、2024年6月の論文「グローバル駆動型超伝導量子コンピューティングアーキテクチャ」が含まれます。この論文では、グローバル量子ビット制御にZZ結合を活用する初期アプローチの概要が説明されています。最新の設計図では、この作業を拡張して、必要な物理量子ビットの数を削減すると同時に、3量子ビットのトフォリゲートを含む高度な多量子ビット演算を可能にし、スケーラビリティをさらに向上させています。

ここから先は

524字

有料会員になれば全ての記事を読むことができます。