QuantWare、Crescendo-Eを発表:エンタープライズ規模の量子システム向け大容量TWPA


QuantWare(量子ハードウェアのスケーリングソリューションを提供する企業)は、エンタープライズ顧客向けに設計されたトラベリング波パラメトリックアンプ(TWPA)であるCrescendo-Eを発表しました。この製品は、大規模量子システムの需要に応えることを目的としており、信頼性、柔軟性、手頃な価格に重点を置いています。

Crescendo-Eは大量注文向けに設計されており、顧客の生産スケジュールに合わせて段階的な納品を行います。このアプローチは、エンタープライズ量子システムの拡大に伴う大規模注文の統合をサポートします。また、周波数帯域、パッケージングのニーズ、事前特性評価プロセスなどの特定のシステム要件を満たすカスタマイズ可能なオプションも提供します。

Crescendo-Eは5,000ユーロ(5,585米ドル)から提供されており、エンタープライズ顧客向けに競争力のある価格とスケーラブルなソリューションを提供します。これにより、企業はコア製品の開発に集中し、社内TWPA生産に伴う間接費を削減できます。

このTWPAは、広い読み出し帯域幅でゲインとノイズ性能が向上しており、多重化されたキュービット読み出しをサポートします。Crescendo-Eには、複数のフィードラインにわたる多重化読み出し用に6つのTWPAを1つの磁気シールドに収容したアレイパッケージオプションであるConcertoも用意されています。

Crescendo-Eは現在注文可能です。詳細については、Crescendo-E製品ページこちらと元のプレスリリースこちらをご覧ください。

2024年9月27日