米国のベンチャーキャピタルファームであるアルムナイ・ベンチャーズ(Alumni Ventures)は、中性原子量子コンピューティングハードウェアを開発する東京のスタートアップ、ヤクモ(Yaqumo Inc.)への投資を完了しました。シード延長資金調達ラウンドとして実施されたこの取引は、アルムナイ・ベンチャーズが設立以来、日本国内で初めて行った資本配分となります。この資金調達は、北米に焦点を当てた同社のAVシードファンドと、両国のディープテック・スタートアップエコシステムを結びつけ、クロスボーダー市場の拡大を促進するために設立されたばかりのジャパン+米国ブリッジファンドが共同で実行しました。
イッテルビウムベースのコールドアトムハードウェアと製造後のJ-KISSストラクチャリング
今回の資本配分は、J-KISS(Keep It Simple Security)シリーズ2の株式取得権証券を用いて正式に実施されました。これは、日本のベンチャーエコシステム内で設計されたコンバーチブル・エクイティ基準であり、その後の価格設定されたエクイティラウンドの実行まで、初期のバリュエーション決定を延期することを目的としています。東京・千代田区に本社を置くヤクモは、イッテルビウム(Yb)同位体を中心としたコールドアトムアーキテクチャモダリティを利用するハードウェア開発者として機能します。超伝導回路やサブケルビン希釈冷凍機および高密度リソグラフィ制御ルーティングを必要とする固体半導体設計とは異なり、コールドアトム処理ユニットは、光学ピンセットアレイを使用して、特殊な室温真空チャンバー内で中性原子を分離・浮遊させ、精密に調整されたレーザーパルスを介してマルチキュービット状態を操作します。
ここから先は
1061字

