IBMは、歴史あるポキプシーキャンパスに、511,000平方フィート(約14,370坪)の新量子コンピューティング施設を建設する計画をポキプシー町計画委員会に提出しました。このプロジェクトでは、同社の次世代Starling量子システムの製造・組立センターを収容するため、合計161,000平方フィート(約4,527坪)の既存2棟を解体します。完成後、IBMのポキプシーでの総敷地面積は約390万平方フィート(約109,660坪)となり、約200人の常勤雇用が創出される見込みです。
2029年リリース予定のIBM Quantum Starlingは、同社の開発ロードマップにおける中心的なマイルストーンです。これは、200個の論理量子ビットで1億量子ゲートを実行できる、大規模で耐故障性のあるシステムとして設計されています。物理量子ビット数に大きく依存していた以前の世代とは異なり、Starlingアーキテクチャは量子低密度パリティチェック(qLDPC)誤り訂正符号を採用しており、IBMによると、必要な物理量子ビットのオーバーヘッドを最大90%削減できるとのことです。この飛躍により、創薬、材料科学、大規模最適化などの分野で、信頼性の高い複雑なシミュレーションが可能になることが期待されています。
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