リバーレーン、リアルタイム量子誤り訂正(QEC)のレイテンシ性能向上を実証




リバーレーンは、量子誤り訂正(QEC)技術の開発企業であり、第2世代のDeltaflow 2システムのパフォーマンス指標を発表しました。このシステムは、平均レイテンシ16.32µsを実証しています。この結果は、Googleが2024年に発表した「Willow」実験のデータを用いて達成されたもので、この実験では100万ラウンドにわたる距離5(d5)の回転表面符号量子メモリテストが行われました。実証されたレイテンシは、オリジナルのGoogleの研究で報告された63µsと比較して約4分の1です。さらに、リバーレーンは、個々のデータウィンドウを処理する時間である最大サブショットレイテンシが、以前に公開されたベンチマークを10倍上回ったと報告しています。

リアルタイムQECにおいて低レイテンシは、量子コンピュータの論理クロック速度を決定するため、極めて重要な要件です。マジック状態テレポートなどの操作では、誤り訂正された測定結果が発行された後にのみ、論理ゲートを実行できます。このレイテンシ(τ)が高すぎると、非クリフォードゲートの実行が不可能になり、汎用フォールトトレラントコンピューティングへの進歩が停滞します。リバーレーンの現在の結果は、2048ビットRSA整数を素因数分解するような、実用規模のアプリケーションに必要な業界で認識されている10µsのしきい値にプラットフォームを近づけています。

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