クオンティファイ(Kvantify)は、資金調達ラウンドのセカンドクローズを成功させ、総額700万ユーロ(約10.5億円)を調達したことを発表しました。今回のラウンド延長は、欧州イノベーション評議会(EIC)ファンドおよびデンマーク拠点のデルフィナス・ベンチャーキャピタル(Delphinus Venture Capital)の支援を受けています。この資金は、クオンティファイのハイブリッド量子・古典ソフトウェアスタックの商業化を加速させるために充てられ、特に分子シミュレーションと創薬設計に内在する指数関数的なスケーリング課題をターゲットとしています。
今回の投資の主な焦点は、2025年11月にリリースされた、現在の世代のノイズが多い量子ハードウェア上で量子化学ワークフローを実行するために設計された技術である「クランチ(Qrunch)」の拡張です。量子コンピューティングと古典コンピューティングを組み合わせることで、クランチは、従来は古典的なスーパーコンピューターでは複雑すぎる量子力学的な方程式を解くことを可能にします。この資金により、クオンティファイは製薬組織との共同パートナーシップを拡大し、「設計からシミュレーションまで」のロードマップを実際の産業ワークフローに移行させることで、創薬開発の失敗率と研究開発コストを削減することを目指します。
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