NQFFとQolabが量子コンピューターのスケーリングに向けたウェハー級極低温フィルターで提携


シンガポール国立量子連合ファウンドリ(NQFF)とQolabは、量子コンピューター向けの集積型極低温ローパスフィルターを開発するための研究提携を開始しました。このプロジェクトは、従来の個別でかさばるフィルター部品から半導体ウェハー規模の製造へと移行することで、超伝導およびスピン量子ビットシステムのスケールアップにおけるハードウェアのボトルネックを解消することを目指しています。これらのフィルターは、ミリケルビン温度でのデコヒーレンスを引き起こす高周波マイクロ波ノイズから量子ビットを保護するために不可欠です。

技術的な焦点は、NQFFのナノ加工能力とQolabのシステム専門知識を活用して、シリコンウェハー上に直接フィルターを製造することにあります。この方法により、量子ビット回路とのより高密度な統合が可能になり、希釈冷凍機内の物理的なフットプリントが削減され、数十個から数百万個の量子ビットへの移行が容易になります。このハードウェアは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の量子システムに展開される予定です。

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