量子ネットワークにおける継続的な進歩として、Qunnectはシスコと提携し、ニューヨーク市のGothamQネットワーク上で、高速・高忠実度のエンタングルメントスワッピングを実証しました。上記写真のGothamQネットワークの一部は、ハブアンドスポーク型トポロジーで構成されています。写真に示されているS1とS2はブルックリンにある独立したエンタングルメントソースであり、マンハッタンのQTD SystemsのデータセンターにあるハブHでエンタングルメントスワッピングが行われます。
ノードは、都市の通りを走る標準的な通信グレードの光ファイバーケーブル17.6kmで接続されており、発生しうるあらゆるノイズ源が存在します。使用されているハードウェアはQunnectのCarina製品で、量子ネットワークコンポーネント、検出器、タイムタガー、同期電子機器が含まれています。Carinaハードウェアは、SPAD(単一光子アバランシェダイオード)検出器を使用する周辺のS1およびS2ノードでは室温で動作しますが、ハブのハードウェアはSNSPD(超伝導ナノワイヤ単一光子検出器)を使用するため、極低温冷却が必要です。システム全体は、相関、調整、キャリブレーション、データ管理を提供するシスコの量子ネットワークオーケストレーションソフトウェアによって管理されています。
このシステムは、ローカルで毎時170万ペア以上、展開されたファイバー上で毎時5,400ペアという、これまでに報告された中で最高のエンタングルメントスワッピングレートを達成しています。達成された偏光忠実度は99%を超えています。この技術は、組織が複数の量子コンピュータを接続して大規模な量子処理タスクを実行する量子データセンターを確立する上で非常に重要になります。さらに、量子エンタングルメントは、長距離で信号を維持するために量子リピーターを利用する長距離量子ネットワークを作成するために必要な技術の1つです。量子リピーターを作成するために必要なもう1つの重要な技術は量子メモリであり、これらはまだ開発中です。
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