Qolab、超伝導量子コンピュータの量産化加速へWestern Digitalから戦略的投資を獲得


Qolabは、実用規模の超伝導量子コンピュータ開発企業であり、Western Digital(ナスダック:WDC)からの戦略的投資を発表しました。このパートナーシップは、データストレージ大手であるWestern Digitalの産業的な強みを、量子ハードウェア製造の専門的な課題に応用することで、量子システムの商業化を加速させることを目的としています。この共同の取り組みは、Qolabの研究をラボから量産可能な段階へと移行させ、信頼性の高い高性能量子システムへの架け橋となることを目指しています。

このパートナーシップの中核は、Western Digitalが持つ材料科学、精密製造、ナノ加工における世界クラスの専門知識と、Qolab独自の超伝導量子ビット設計を組み合わせることです。この組み合わせにより、量子コンピューティングに不可欠な次世代ナノ加工プロセスの進歩を目指します。技術的な焦点は、特に量子ビットの性能、信頼性、スケーラビリティの向上にあり、これらは数千個の量子ビットを持つ実用的な量子プロセッサを構築するために必要な主要な指標です。

ここから先は

291字

有料会員になれば全ての記事を読むことができます。