Quantum Motion社の主任エンジニアであるM. Fernando Gonzalez Zalba氏が、超低消費電力量子制御エレクトロニクスの開発を先駆けるための、権威ある欧州研究評議会(ERC)コンソリデーターグラントを受賞しました。この助成金は、量子コンピュータ向けの全く新しいマイクロ波制御および読み出しエレクトロニクスの構築基盤として半導体量子ドットを利用することに焦点を当てた研究イニシアチブであるプロジェクトQuDosに充てられます。
このプロジェクトは、量子システムのスケールアップにおける主要な課題、すなわち量子ビット制御と読み出しに必要な古典的エレクトロニクスによって発生するかなりの電力消費に直接対処するものです。量子ドットの特性を活用することで、研究は量子プロセッサと古典的エレクトロニクスを単一のシリコン上に配置する統合パッケージを開発することを目指しており、電力効率、スケーラビリティ、信号整合性を向上させます。この技術は、シリコン量子ビットだけでなく、あらゆる量子コンピューティングのモダリティに適用可能になると期待されています。
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