マイクロソフト、2033年までにインフラをPQCへ移行する量子安全プログラムを発表


マイクロソフトは、将来の量子コンピューターの脅威からインフラ、顧客、エコシステムを保護するために設計された全社的なイニシアチブである量子安全プログラム(QSP)を発表しました。このプログラムの目標は、耐量子暗号(PQC)を基盤となるコンポーネントとサービスに統合することです。

QSP戦略は、WindowsおよびAzureの主要な暗号ライブラリであるSymCryptのような基盤となるセキュリティコンポーネントへのPQCアルゴリズムの統合から始まる複数年にわたる取り組みです。ML-KEMとML-DSAは、Cryptography API: Next Generation (CNG)を通じて利用可能になりました。

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