Terra Quantumは、QMM強化型誤り訂正と呼ばれる新しい量子誤り訂正方法の詳細を記した査読付き論文を発表しました。この方法は、量子メモリマトリックス(QMM)と呼ばれる概念に基づいており、量子エラーを抑制するためのハードウェア検証済みの測定不要のアプローチです。この技術は、IBMの超伝導プロセッサで検証されました。
QMMレイヤーは、ミッドサーキット測定や2量子ビットゲートの追加なしに忠実度を高める、軽量でユニタリーな「ブースター」として機能するように設計されています。反復符号と組み合わせると、論理忠実度が94%に向上すると報告されており、これはCXゲートを追加せずに達成された32%のゲインに相当します。
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