SEEQC、超伝導体設計・製造のため米国本社を拡張移転


SEEQC(シーク)社は、量子コンピューティングのスタートアップ企業であり、米国本社を拡張移転し、ニューヨーク州ホーソーンの15 Skyline Dr.に13,635平方フィートの新たなリース契約を締結しました。オフィスとラボ施設を含むこの新しい拠点は、量子対応超伝導体の設計、テスト、製造をサポートすることを目的としています。今回の移転は、同社が既に展開している英国とイタリアでの事業に続くものです。

SEEQCは、フルスタック量子コンピューティングシステムを駆動するためのデジタルチップを開発しています。同社の技術は、古典的なコンポーネントと量子コンポーネントを組み合わせ、超伝導量子ビットチップと独自のSingle Flux Quantum(SFQ)技術、SFQベースの超伝導古典コプロセッサ、および特定用途向け集積回路(ASIC)を統合しています。このチップスケールのアーキテクチャは、量子コンピューティングシステム内の効率、安定性、およびコストの問題に対処するように設計されています。

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