マイクロソフト、トポロジカル量子ビット研究で進展


テトロンの模式図:ハイブリッドナノワイヤ、バックボーン、量子ドット、接合部(左)
およびその簡略化された図(右)

マイクロソフトは、3月のAPS会議以降のトポロジカル量子ビット研究の進捗を示す技術論文を発表しました。具体的には、テトロン構造に設計された2つのループのフェルミオンパリティのシングルショット干渉測定を実施しました。これらの測定は、開発中の測定ベースの量子コンピュータにとって重要なステップである、テトロンのパウリXおよびZ測定を実装します。パウリX測定は、上の図に示すように、2つのマヨラナゼロモード(MZM)を含むループ内の2か所に沿ったフェルミオンパリティ測定によって実現されます。パウリZ測定は、2つのマヨラナゼロモード(MZM)を含む別のループ内の別のフェルミオンパリティ測定によって実現されます。

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