インスブルック大学の研究チーム、量子ストレージの長期化に向けた調整可能なフラクソニウム-共振器アーキテクチャを実証


インスブルック大学量子光学・量子情報研究所 (IQOQI)の研究チームは、フラクソニウム量子ビットとマイクロ波共振器間の選択的な結合と分離を可能にする、新しい超伝導量子アーキテクチャを発表しました。このアプローチは、補助的な制御コンポーネントの必要性をなくし、ノイズを低減し、コヒーレンス時間を改善します。

PRX Quantumに掲載されたこの研究では、ジョセフソン接合、コンデンサ、インダクタを含むフラクソニウム量子ビットが、外部磁場を介して調整され、共振器との相互作用をその場でオン/オフできる方法について説明しています。この機能は、必要なときに共振器を分離するのに役立ち、長期的な量子メモリとしての可能性を広げます。

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