スペイン政府は、2025年4月24日にマドリードで開催されたOECDグローバル・テクノロジー・フォーラムで発表された、8億800万ユーロ(1150億4000万円相当)の初期投資による初の量子技術戦略(2025~2030年)を開始しました。オスカル・ロペス大臣とダイアナ・モラント大臣は、量子コンピューティング、量子通信、量子センシングを支援するこのイニシアチブを発表しました。資金は欧州地域開発基金(ERDF)と回復・変革・レジリエンス計画(RTRP)から拠出され、活用される官民の資本を含めると最終的には15億ユーロ(2040億円相当)に達すると予想されています。この戦略は、量子インフラとデジタル変革への国家的コミットメントとして位置付けられています。
ここから先は
1114字