QC Design、大規模な耐故障性量子回路シミュレーションにNVIDIA GPUアクセラレーションを統合


QC Designは、Plaquetteと呼ばれる耐故障性量子設計ソフトウェアにおいて、NVIDIAのcuQuantum SDKとの統合により、パフォーマンスの大幅な向上を発表しました。このアップデートでは、cuTensorNetを活用することで、耐故障性量子回路の高性能な完全状態シミュレーションを実現しています。その結果、Plaquetteは、20GBメモリを搭載した単一のNVIDIA RTX 4000 Ada GPUで400量子ビット以上をシミュレートできるようになりました。これは、通常120GBのRAMを使用して約60量子ビットしかシミュレートできない従来のCPUベースのモンテカルロシミュレータに比べて大幅な改善です。

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