イオン・トラップ式量子コンピュータがLRZで稼働開始、量子・HPC統合が前進


アルパイン・クオンタム・テクノロジーズ(AQT)は、ライプニッツ・スーパーコンピューティング・センター(LRZ)の量子統合センターに20量子ビットのイオン・トラップ式量子コンピュータを無事に設置しました。これは、データセンター環境で稼働する初のイオン・トラップ式量子コンピュータです。AQTが開発したこのシステムは、ミュンヘン・クオンタム・バレー(MQV)とのコラボレーションの一環であり、LRZでの量子ソフトウェア開発と研究活動を支援します。バイエルン州政府のハイテク・アジェンダ・バイエルンに基づく資金提供を受けた980万ユーロ(1億700万ドル)の量子システムは、10月からアーリーユーザー・プログラムの一環として研究者に利用可能になります。

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