IQM Quantum Computersは、パリで開催されたChoose Franceサミットで、量子コンピュータとチップの産業用生産ユニットを建設する計画を発表しました。フランスに建設されるこの施設は、ヨーロッパでは初の、大規模量子プロセッサ向けのハイ・スループット生産プロセスを備えます。これは、フィンランドのエスポーにあるIQMの既存の製造施設を補完するものです。プロジェクトの第1段階では、グルノーブルのCEA-Leti内でパイロットラインモードで製造工程を開発します。
IQMの共同CEOであるヤン・ゲッツ博士とのインタビューで、CEA-Letiと協力する決定は、特に高度なパッケージングにおける新しい製造能力を活用したいという願望によるものであると説明しました。同社がより大規模で複雑なチップの開発を続けるにつれて、これらは必要になります。当初、CEA-Letiのプロセスエンジニアは、IQMがフランスのグルノーブル地域に独自の施設を設置する間、IQMのプロセスエンジニアと協力します。この新しい施設は2027年に完成し、その時点で技術が移転されてさらなる開発が行われる予定です。IQMは、アルゴリズムとエラー訂正技術に取り組むチームをドイツのミュンヘンに引き続き置いています。彼らはまた、カリフォルニア大学バークレー校と協力して、量子ビットの品質とコヒーレンスを向上させる方法に関する知識を共有しています。
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