Quantwareが次世代のジョセフソン・トラベリング・ウェーブ・パラメトリック・アンプ(J-TWPA)を発表


超伝導量子コンピュータに必要な重要なコンポーネントは、量子ビットチップだけではありません。もう1つの重要なコンポーネントは、量子ビットの状態を測定するために超低ノイズ読み出しを提供できるデバイスです。Quantwareは、そのための次世代の低温デバイスとしてCrescendo-S J-TWPAを導入しました。また、Crescendo-Sデバイスを最大6つ収容してシールドする低温ホルダーであるConcertoも導入しました。この新世代のデバイスは、前世代の半分のサイズで、製造上の大幅な改善により、生産能力が10倍に向上しています。

Cresendo-Sには、S1、S2、S3の3つの異なるバージョンがあり、それぞれ16、18、20dbの標準ゲインを提供します。このデバイスは、4~9 Ghzの任意の周波数で読み出しを検出し、1 Ghzの帯域幅を持ち、要求に応じて読み出し帯域をカスタマイズできます。以前よりもゲインレベルが向上しただけでなく、これらのデバイスはゲインリップルとSNRも向上し、量子効率は70%です。

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