SandboxAQは、大手エンタープライズSaaS企業で、最近、AI、量子、先端技術を専門とする大手計算化学企業のGood Chemistryを買収しました。この買収は、現金と株式で約7500万ドル(約11億円)の取引で、SandboxAQのAIシミュレーション分野への参入となり、同社に貴重な技術、顧客、トップクラスの人材をもたらします。2021年に1Qbit からスピンアウトしたGood Chemistryは、ダウや日本の化学メーカーであるDIC株式会社などの主要企業とのコラボレーションから得た豊富な経験と業界の洞察をもたらします。
Good Chemistryの創設者兼CEOであるアルマン・ザリバフィヤン氏は、SandboxAQのAIシミュレーションプラットフォームの製品責任者を務めます。この買収には、QEMIST CloudとTangeloを含むGood Chemistryのソフトウェアを、SandboxAQの成長するエンタープライズソフトウェアポートフォリオに組み込むことが含まれます。堅牢なSaaSベースの計算化学プラットフォームであるQEMIST Cloudは、バイオ医薬品、化学、石油・ガス、自動車など、さまざまな業界で高精度の量子シミュレーションを可能にします。オープンソースの量子コンピューティングSDKであるTangeloは、エンドツーエンドの化学ワークフローをサポートし、主要な量子クラウドプロバイダーとハードウェアデバイス間での迅速な実験を促進します。
Green Sands Equity、Allianz、Fujitsu、Agentis Capital、WorldQuant Venturesを含むGood Chemistryの投資家基盤は、SandboxAQの投資家基盤に加わります。
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2024年1月9日