Quantum Source、1,500万ドルを獲得、数百万量子ビットに拡張可能なフォトニック量子コンピュータ技術の開発へ

日付:2022-07-17 提供:Quantum Computing Report 翻訳:Hideki Hayashi

イスラエルのQuantum Source。

Grove Ventures、Pitango First、Eclipse Venturesから1,500万ドル(約)のベンチャー資金を獲得した。彼らは、フォトニック技術による大型量子コンピュータの技術を開発している。フォトニック技術は、室温で動作し、標準的な半導体製造施設で製造されたチップで構築できる可能性がある。さらには、光ファイバーケーブルを使ったネットワーク化が容易で、通信産業向けに開発されたフォトニック部品やその他のインフラを利用できる可能性があり、量子ビットの忠実度とコヒーレンスを破壊する外部環境要因の影響を受けにくいという点で、他の技術より優れている可能性がある。しかし、最大の課題の一つは、2量子ビットのゲートを実装すること。


Quantum Sourceは、数百万量子ビットに拡張可能なフォトニック量子コンピューティング技術の開発を目標と掲げている。フォトニック技術で同様の戦略をとる企業は他にもあるが、Quantum Sourceはphoton-atomゲートと呼ばれる独自の技術を使っており、これが優位に立つかもしれない。photon-atomゲートの特徴は、決定論的なエンタングル2量子ビットのゲートを提供できることだ。photon-atomゲートのキーコンセプトは、ナノファイバー対マイクロ共振器近傍の単一原子との単一光子Rman相互作用を用いることである。他のフォトニックアプローチでもフォトニックゲートを実現することはできますが、それは確率的なものであるかもしれない。しかし、Quantum Sourceは、最初から決定論的なゲートを使用することで、数桁も小さく、複雑でなく、低コストなシステムを作ることができると主張している。このアプローチは、イスラエルのワイツマン科学研究所で開発された研究から生まれたものだ。この技術に関するその他の技術文書は、 から確認できる。


Quantum Sourceは、上級管理職チームの複数のメンバーが、半導体ウェハ工場で製造されるチップレベルの製品の開発に豊富な経験を持っている。この半導体業界の深いバックグラウンドを持っていることも利点となる可能性がありそうだ。CEOのOded Melamed氏は、2016年にソニー株式会社に2億1200万ドルで買収されたAltair Semiconductorの元CEO、研究開発担当副社長のGil Semo氏は、2012年にAppleに買収されたAnobitのVLSI担当ディレクター、会長のDan Charash氏は、2011年にBroadcomに3億ドルで買収されたProvigentのCEOであった。さらに、ワイツマン研究所のバラク・ダヤン教授が、主要な技術コンセプトのいくつかを独自に開発し、経営陣を支えている。今回の資金調達を発表したQuantum Sourceのプレスリリースは、こちらから確認できる。