Quantinuum、イオントラップ型プロセッサーを完全接続20量子ビットにアップグレード

日付:2022-06-17 提供:Quantum Computing Report 翻訳:Hideki Hayashi

 Quantinuumが、H1-1プロセッサを12量子ビットから20量子ビットにアップグレードしたことを発表した。新たなアップグレードは、前バージョンのゲート忠実度を維持しながら、ゾーン数を3から5に増やし、より多くの並列オペレーションを同時に行える。このプロセッサーは、JP Morgan Chaseを筆頭に、過去1ヶ月ほどベータテストが行われてきた。


JP Morgan Chaseは、「Constrained Quantum Optimization for Extractive Summarization on a Trapped-ion Quantum Computer(イオントラップ型量子コンピュータにおける抽出的要約のための制約条件付き量子最適化について)」と題する論文をarXivに発表している。論文によると、この実験では20量子ビットをすべて使用した回路を用い、合計765の2量子ビットゲートを持ち、最大の深さは159レベルという驚異的なものであったという。


 このH1-1プロセッサは、Microsoft Azureと同社独自のクラウド回線を通じて、より多くのユーザーに提供されるようになった。Quantinuumは、コードネームH1-2と呼ばれる2番目のマシンを、今年後半に同じ20量子ビットレベルにアップグレードする予定であることを明らかにした。このアップグレードに関する追加情報は、Quantinuumのサイトに掲載されているプレスリリースと、プロセッサの製品ページに詳しい。


https://www.quantinuum.com/pressrelease/quantinuum-completes-hardware-upgrade-achieves-20-fully-connected-qubits


https://www.quantinuum.com/n20