NSF、量子コンピューティング・プラットフォームへのアクセスに補助金提供
日付:2022-06-06 提供:Quantum Computing Report
翻訳:Hideki Hayashi
米国国立科学財団(NSF)は、IBM Quantum、Microsoft Quantum、Amazon Braketが提供する量子クラウドを利用した量子研究を支援するため、現在NSFが授与している助成金を追加で提供する「Dear Colleague Letter」を開始した。この助成金は、量子シミュレーターやハードウェア・プラットフォームの使用料、および大学院生1名の1年間のサポートに充てられるもので、1件あたり最大5万ドル(約650万円)の助成が受けられる。研究対象は、以下のいずれかの分野である必要がある。
- 量子アルゴリズムと実験的な実現
- 量子コンパイラ、量子ランタイム基盤の設計
- フォールトトレラントコンピューティングなど、既存の量子コンピューティングハードウェアの性能を向上させる方法
- アーキテクチャ、システム、アルゴリズム、スケーラブルな誤り訂正技術のベンチマーク
- 量子シミュレーション、最適化、暗号化、機械学習
- 量子アルゴリズムの応用に関する実証実験
本プログラムの主任研究者(PI)の資金申請期限は、2022年7月8日。詳細は、NSFのサイトにある
"Dear Colleague Letter "で確認できる。