IQM、シリーズA2で1億2800万ユーロ(約180億円)を調達

日付:2022-07-23 提供:Quantum Computing Report 翻訳:Hideki Hayashi


 今回の資金調達は World Fund の主導によるもの。他にBayern Kapital、EIC Fund、OurCrowd、QCI SPV、Tofino、Varma が追加参加、さらに既存投資家の Maki.vc, Matadero QED, MIG Fonds, OpenOcean, Salvia GmbH, Santo Venture Capital GmbH, Tencent, Tesi および Vsquared が参加している。


 IQMは超伝導ベースの量子プロセッサーを開発しているが、他のハードウェアプロバイダーとは異なる商業化の戦略をとっている。ネット経由でオープンにアクセスできるクラウドベースでシステムを提供するのではなく、研究所やスーパーコンピューティングセンターに設置できるオンプレミス型のフルスタックプロセッサーの提供に専念しているのだ。また、顧客との共同設計により、特定のユースケースに最適化されたマシンを作るという、アプリケーションに特化したアプローチもとっている。量子コンピュータは、エネルギー網の最適化やバッテリー化学の設計などの分野で役立つ可能性がある。


 今回の出資は、当社が知る限り、欧州の量子力学関連企業への単一ベンチャー投資としては最大規模である。IQMは、現在180名以上の従業員を擁し、パリ、マドリッド、ミュンヘン、フィンランドのエスポーにオフィスを構えている。昨年、フィンランドに専用の製造施設を開設し、フィンランドのVTTやドイツのQ-Exaプロジェクトと共同で主要なプロジェクトを進めている。今回の資金調達の詳細については、こちらのIQMのサイトに掲載されているニュースリリースを参照。