大阪大学とフィックスターズ、量子化学計算で40量子ビットの壁を突破


本研究で実証された大規模古典量子回路シミュレーション。量子ビット数とハミルトニアン項が増加すると、回路の深さとシミュレーション時間が長くなります。提供:大阪大学量子情報・量子生物学研究センター

大阪大学量子情報・量子生物学研究センター(QIQB)株式会社フィックスターズは、1,024基のNVIDIA H100 GPUを活用し、従来の40量子ビットという「ガラスの天井」を打ち破る古典量子シミュレーションの新基準を確立しました。日本の産業技術総合研究所(AIST)ABCI-Qシステムを活用することで、共同チームは世界最大級のステートベクトルベースの量子化学計算回路シミュレーションを成功裏に実行しました。この成果は、将来の耐故障性量子コンピュータ(FTQC)向けアルゴリズムの開発と検証のための、重要な高忠実度テストベッドを提供します。

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